口上

拳 Verse

言葉が売りもん 俺らの商売
叩き上げてから市に出す
それが当然 裏では日々磨く
忘れたら終わりプロ意識は

だけどお客さん気をつけな
最近ニセモンが酷く出回ってる
ぽけりゃいいってな いい加減なやつ
教えとこうか見分け方

まずだせえ散文感 まるで欠陥住宅
最初の玄関すら 穴だらけな床
寒い小節に吹いてる隙間風
問われる強度 柱が虫食いだらけ

今はラップもピンキリ
アルバム聞きゃわかる誰がインチキ
そういうあんたは誰って?こりゃ失礼
俺がJackの拳さご贔屓に

Hook

さぁ、さぁお立ち会い JackのSHOW
バッタラッパーとは違いジャンルも豊富
靴より言葉を磨き上げたから
野暮に騒げなんて言いやしません

まぁ、寄ってらっしゃい JackのSHOW
ハッタリの写像では無いverse届く
ただし流行り好きの御馳走出ない
己が琴持った奴の糸触れたい

作 Verse

僧の経のよう いつも凡事徹底
リリック吐くマイクロフォンに
ペンの闘士の如く求む自由の境地が
理由の方位定め この舞台が進路上にある

その一歩一歩ごと伴う代償
老若男女 午前と午後は使いよう
即興の土俵の方向は不採用
脚本を書く才持った男はつらいよ

さて、事実羅列だけで機微に欠ける
河原の石に教えてあげる仕掛け
事実を言葉に演じさせると
根張るように立つ奇石に化ける

おっと悪いな喋りにばっか
気づいたら名刺が白紙か仮名に
生まれも育ちも葛飾立石
Jackの作だ ご覧あれ

Hook

さぁ、さぁお立ち会い JackのSHOW
バッタラッパーとは違いジャンルも豊富
靴より言葉を磨き上げたから
野暮に騒げなんて言いやしません

まぁ、寄ってらっしゃい JackのSHOW
ハッタリの写像では無いverse届く
ただし流行り好きの御馳走出ない
己が琴持った奴の糸触れたい