下町サイド

作 Verse

疲れにエンコード 流れる前照灯
この先は月曜への方向
思い詰まり出し、窓開け 溢れる外
回る空気 生温い風が告げる温度

砂浜を照らしてた華やかな光
ふっと空に描かれた天の川探したり
海に投げて笑ってばっかで、ただ腹が痛いが
パジャマ1枚しかないから裸だった次第

いつの間にか海に消えた聖人の腕時計
この今が厚ければシャッターを少数で撮れる
現世は3次元フレームの映画
だから早く経過 スケールの結果

帰路に寄る湯治郷で流す今年の記憶
色々、想像以上 熱いお湯は調味料
お馴染みのセリフ 去年は今年には勝てない
次の夏も同じようなシーンがあればいい

Hook

日々は、ただのムービー
流れている終日
From 下町サイド
出来る限りを見渡したい

どこまで来た?不意に
目を指す この夕陽
To 下町サイド
そろそろ帰る時間が来た

拳 Verse

寄せては返す穏やかな海
はしゃぐ太陽と涼しげな月
輝きを増す星たちの中に
打ち上がっては、また消えてく花火

それは美しいワンループ
その上に乗っかって生まれたグルーブ
まるでずっと聞いてたくなるアルバム
だけど必ず終わる夏

でも水も流れなければ腐る
時間は止まれば、その価値もなくなる
打ち上がったまんまの花火
誰も見上げなくなるのは悲しいから

等しく人は2度死ぬ
それは忘れ去られたときと知る
なら夏ってやつも2度終わる
きっと終わらない夏になる

Hook

日々は、ただのムービー
流れている終日
From 下町サイド
出来る限りを見渡したい

どこまで来た?不意に
目を指す この夕陽
To 下町サイド
そろそろ帰る時間が来た

Giraffe Verse

あの頃は当たり前だったことが
今じゃ たまに になって
それも新鮮で良いと思えるってことは
しっかり大人だって気付いた帰り道

時代が流れたことで密度感じる蜜の味
でも、この空気感だけはいつも同じ
見繕うままに冒険の身支度をし
夏のせせらぎにさえ気付くと

無いものねだりな欲求が満たされ
やっぱ自然に自然に生かされてると思う
偽善に近い感情

追い討ちをかけるように空には
何万粒の光を瞳が捉えた
こらえた想いが流れる前に
胸に秘め枯れた花を育てた

Hook

日々は、ただのムービー
流れている終日
From 下町サイド
出来る限りを見渡したい

どこまで来た?不意に
目を指す この夕陽
To 下町サイド
そろそろ帰る時間が来た